時代劇(ええＪＡないか)ブログ

撮影したテープが「消去」され、シリーズによっては１話しか現存しない初期のＮＨＫ大河ドラマが、日本映画衛星放送のＣＳ放送「時代劇専門チャンネル」で１０日から放送される。
大河ドラマがＮＨＫ以外で放送されることは珍しく、ふぞろいのシリーズがまとめてオンエアされるのは初という。一部の作品は、ＮＨＫにもテープがなく、視聴者からの録画テープの提供で放送にこぎつけた。

　ＮＨＫ大河ドラマは昭和３８年にスタートし、今年の「天地人」で４８作目となる。“国民的ドラマ”として絶大な人気を誇るが、マスターテープが残っていない作品も多い。
全シリーズのうち、１５シリーズが欠品状態になっている。

　中でも、平幹二朗主演「樅（もみ）ノ木は残った」（４５年）など３シリーズは現存テープがゼロ。尾上松緑主演の第１作「花の生涯」（３８年）と、歴代最高視聴率を記録した「赤穂浪士」（３９年）も１話しか残っていない。

　「時代劇専門チャンネル」では「大河ドラマ・アーカイブス」と題し、これらのシリーズのうち、初回は「花の生涯」の第１話（後８・０）を放送。その後、「赤穂浪士」の第４７話、「太閤記」の第４２話－など、１２作品（計２５回）を放送する予定。

　うち、ＮＨＫにもテープが残っていなかった石坂浩二主演の「元禄太平記」（５０年）や中村錦之助主演の「春の坂道」（４６年）などは、家庭用ビデオで録画していた視聴者からの提供で、テープが見つかった。

　日本映画衛星放送は「まだ、テープがそろわない作品も多い。所有している方がおられれば連絡してほしい」と呼びかけている。

見つかってほしいからほぼ原文です。